魔法と魔術
魔法
天使や悪魔の使う超常の力と同一と考えられている。魔法使いの血統なら使える、そうでなければ全く使えない。
特に難しいことを考えずとも、感覚的に使える。
属性は火・水・風・地・氷・雷・聖・魔。
基礎魔術
三界戦争の際、人間も天使悪魔と同じように魔法を使うため開発された術。
魔法を術式に落とし込んだもので、仕組みを理解した上で呪文を詠唱する必要がある。魔法と違いこちらは論理的といえる。
人ならざる力である故に完全に理解するというのは正気を削る行為。よって魔導書などに術式を記し、それを見ながら行使するのが基本。
魔導書を使うにも適性がない場合、威力が落ちる。著者の魂の欠片のようなものが宿っており、著者と思想が近いと適性が生まれやすい。
魔導書の暗唱をすれば持ち運ばなくて済むが精神に異常をきたす可能性が高い。
魔法使いの家系の者は魔術を一切使うことができない。
属性は火・氷・風・地・氷・雷。
聖・魔属性は天使・悪魔の特殊な力であり人間の扱う魔術に落とし込むことはできないはずだったが……なぜかイーセスは聖、リースは魔属性を使える。
家系魔術
魔術の特殊系。
天使や悪魔の魔法を由来と魔術を作った人間の魂そのものが魔導書に宿っており、その血を引く者しか扱うことができない。
ただしその血統であれば誰でも扱えるわけではなく、血統者であっても扱えない可能性があり、そこは運。
著者の魂は魔導書に永遠に囚われ、死者の国である彼岸の都に行くことができない。死後の自分の魂すら犠牲にして作られた強大な魔術。
殆どが無属性の魔術。
魔法使いの血統
魔法使いだからといって、一般的な人間と違いがあるわけではない。彼らもごく普通の人間である。
魔法使いという存在は広く知られておらず、自らが魔法使いだと自覚せず普通に暮らしている人もいるだろう。
魔導書無し・精神消耗なしで楽に魔法を使えるが、魔術や遺物は一切使うことができない。
そのため自分は魔術が一切使えない、才能がないと思っていたら実は魔法使いだった、というケースもある。